2009年11月13日金曜日

私の注目銘柄「2402 アマナHD」への提言! ~ 成長戦略の「見える化」を!

今改めて、私の注目銘柄「2402 アマナホールディングス」(http://amana.jp/ )の第三四半期決算を読み返しているのでありますが、この中でやはり欠けていると思われるのが、成長戦略だと思うのであります。

http://ir.nikkei.co.jp/irftp/data/tdnr2/tdnetg3/20091110/5xpd27/140120091029041535.pdf

確かに昨年発生した金融危機の影響は、広告業界にも多大な負の影響を与えているようではあります。
その中でM&Aによる成長戦略を突き進んだアマナHDは、まさに梯子を外された状態となり、その建て直しが急務であったことは、私もよく存じ上げております。
そして今日においては改革の成果が徐々に出てきており、更なる利益を出せる体制を築くことが、企業体質強化にもつながる最優先の課題であることは、疑う余地はありません。
しかしながら、働く人の一生を前向きに受け止めるには、売上規模が120億円程度ではとても無理であります。
最低売上1000億円規模はないと、出世ポストが足りずに、5年もすれば従業員は「イス取りゲーム」を意識せざるを得なくなるのであります。
そうなってくると、企業は内部から腐り始めます。
何としても私はこの状態は避けたい!
中小企業であるうちは、「成長なくして生存なし!」という覚悟は必要だと思うのでありますよ。
とにかく今は、利益を創出し、企業体質の強化を図る時期ではあります。
年間1億円を越える借入金の金利返済は、明らかに重荷であります。
気持ちとしては、3千万円以下にまで減らしたいものであります。
そして前向きな企業体質の強化としては、私は次の3点を、このブログにて何度も訴えてまいりました。
テクノロジーの強化、組織力の強化、人材の育成、この3つであります。

「テクノロジーの強化」とは、これは「スタジオ++」(http://amana.jp/#/service/CGI/studio_plus )や「デジタルロッカー」(http://amana.jp/#/service/communication_tool/degital_locker )のような技術革新のことであります。
竹やりで爆撃機は打ち落とせませぬ。
テクノロジーで遅れをとることは、即敗北であります。
逆にテクノロジーで勝れば、蟻んこを踏み潰すがごとく、マーケットを席巻出来ます(笑)

二つ目の「組織力の強化」とは、ひとつは効率化であります。
無駄な業務フローを撲滅することは経費削減だけでなく、スピーディーな業務進行にもつながり、営業におけるセールスポイントの一つにすることが出来るのであります。
弊社は3日でウェブサイトを納品出来ます!
http://amana.jp/#/service/visual_communication/web
なんて言えば、相手はとりあえず話を聞いてみようかという気持ちになると思うのでありますよ。
出来るようになりましたか?アマナインタラクティブさん(笑)
組織力の強化のもう一つは、幅広くスキルを持つと言うことであります。

販促も作れます。
http://amanaimages.com/photoanditem/
取材もお任せ。
http://amanaimages.com/satsuei/writers/index.html
動画は得意です。
http://amana.jp/#/service/visual_communication/movie
ミニゲームだって作れます。
http://amana.jp/#/topics_news/web_txt_09070218
※キャンペーンは終わりました。

と言った形で、広告市場の変革期ですので、多様なニーズを受け止めながら、力の入れ所を探るスタンスは必要だと思うのであります。
基本的にインターネット内の営業活動で済むならば、大抵の新規ビジネスは赤にはなりません。
たとえ今後のビジネスの方向性から外れても、獲得したビジネス(スキル)は保持し続けることが出来ると思うのであります。

3つ目の人材の育成に関しては、これはアマナHDの事業がクリエイティブ産業でありますから、どうしたって避けることは出来ない投資であります。
常に新しいモノを生み出し続けるには、どういう投資を続けたら良いのか。
私は一つは、情報を獲得しやすい環境を作り上げることだと考えてます。
都内に拠点を設けているのもその一つであると思いますし、雑誌や新聞の購入の推奨やプライベートの時間の確保は、私は必要不可欠だと考えているのであります。
ま、私はこの業界にいるわけではありませんので、人材育成に関して、今のところ私から言えることはこのくらいでありますけどね。

といった形で、テクノロジーの強化、組織力の強化、人材の育成を進めるようにこの場で提言し続けてはおりますが、これはあくまで基礎的な企業体質の強化であります。
この強化を続けることによって、競合他社がアマナHDには勝てない!傘下に入ろうとか、手を組もうとか、そういう流れを期待しているのでありますが、やはりこれを成長戦略というのは、かなりお粗末であります。
成長戦略とは、例えばどこどこの地域に何店舗出店すれば売上はいくらになるとかいった、わかり易く誰にでもわかるものでなければ、意味がないと思うのでありますよ。
従業員を含めた関係者はその事実を確認することで、奮起をしたり、我慢をしたり出来るのであります。
今のアマナHDにはそれがない!
どうしたら、どれだけ売上が増えるのか。
次の株主総会までに、これを明確にすることが、経営陣の宿題だと思うのでありますよ。
また工程表も必須だと思います(笑)

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