2009年10月4日日曜日

東京オリンピック誘致失敗の検証 ~ どうすれば勝てるのか?

石原知事 「政治的な動きあった」失敗の理由、帰国会見で

10月4日13時33分配信 毎日新聞

 国際オリンピック委員会(IOC)の総会に出席するためコペンハーゲンを訪れていた東京都の石原慎太郎知事は4日、帰国し、都庁で記者会見した。2016年五輪の東京招致失敗の理由について「政治的な動きがあった」と語った。次の20年五輪の招致を目指すかについては「結果を国民、都民がどうとらえるか。私たちが一方的に決める問題ではない」と慎重な姿勢を示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091004-00000008-maip-soci

政治的な動きがあったのかも知れませんけど、私は敗因はそれだけではなかったように思います。
名古屋、大阪と破れ、そして日本国の首都・東京でも破れたのであります。
日本のオリンピック誘致のあり方を根本から変えないと、私は勝利はないのではないかと思うのでありますよ。
まず今回に関して言えば、テーマが弱かったのが、最大の敗因でありましょう。
環境オリンピックよりは、南米大陸で初のオリンピックの方が、はるかに人の心をひきつける力があったのは、悲しいかな事実であります。
私は日本でオリンピックが行われるとしたら、やはり東京でやるべきだと思っております。
どれだけ多くの市民が参加出来るかを考えた場合、東京がもっとも有力だと考えるからであります。
そして過去に一度オリンピックを経験している東京は、今後再チャレンジする時に常に、今回のように初めてのオリンピックというテーマの都市と戦うことになるのであります。
環境以上にもっと強力なテーマを用意する必要があると考えるのでありますよ。

私は提案したいのであります。
国家が作るオリンピックから、市民が作るオリンピックへの移行をテーマとしてはいかがでしょうか?
おりしも我が国は、長年日本の政権を担当してきた自民党から、新しい民主党への移行が、スムーズに行われました。
民主主義が確立された国家であることを、世界に知らしめることが出来たのであります。
この力を持って、オリンピックというよりは、「スポーツの祭典」を、市民の力で作り上げることは出来ないでしょうか?
選挙投票のような形で日本全土を巻き込んで、その時期に日ごろのスポーツの成果を発揮出来る、自由参加のスポーツ大会などがあれば、我々はもっと面白い市民生活を送れるような気がしてならないのであります。
オリンピックと言いましても、今のオリンピックは市民生活からかけ離れた代物であります。
オリンピック理念の本来の姿を具現化する「スポーツの祭典」を、私は2016年に向けて準備をすることは出来ないかと、私は提案したいのであります。
私は今回のオリンピック誘致失敗には激しい怒りを感じております。
日本の首都・東京が、100%の成功を約束してもIOCにないがしろにされた屈辱は、忘れるべきではないと思うのであります。
また2016年に向けた国民の目標喪失は、少なからずあると、私は感じるのであります。
2016年のリオデジャネイロのオリンピックより面白い「スポーツの祭典」を、私は我が国から生み出すことは出来ないかと、皆さんに問うてみたいのであります。
「次のオリンピックは東京」とIOC自らががお願いしてくるような、そんなスポーツの祭典が生みだせたらと思うのでありますよ(笑)

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