2010年2月27日土曜日

「2402 アマナHD」への提言! ~ 気の緩みを正そう!

御社の一番の競争力は、仕事の質の高さであります。
しかしながら、ここ数日、その仕事ぶりに疑問が生じる出来事がありましたので、株主の一人として、ここに忠告するのであります。
一つはこのIR。

連結子会社である株式会社アマナのCG画像制作部門の会社分割(新設分割)に関するお知らせ (45kb)

http://amanaholdings.jp/corporate/2010/20100225 _子会社の会社分割(新設分割)に関するお知らせ.pdf

なぜ会社分割が必要なのか、まったく説明がなされていません。
どんなメリットがあるのでしょうか?
子会社の数が多すぎるという前回の株主総会での声は、届いていたのでしょうか?
投資家に対しては、もう少し丁寧な説明が必要なのではないですか?

ちなみに谷合孝志氏が経営者の道を歩まれることは、私は歓迎であります。
実績から言っても文句なしであります。
http://amana.jp/#/service/CGI/10020001/detail/2808

2つ目はタグストックのベータ版公開の件であります。
思わず、サンプルス(http://samples.amana.jp/ )の時のことを思い出してしまったのであります。
期日に間に合わない、遅れてようやくオープンしたと思ったら、ヤフ板では「この程度のサイト、俺なら2時間で作れるよ?」との書き込みを頂戴するほどの出来栄え。
このサイトの発表を境に、株価は900円代から700円台に急降下。
多くの常連投稿者が絶句したまま、アマナのヤフ板から去っていた時の事を思い出したのであります。
私もあの時は、やはりアマナHDはごく普通の中小企業だったのだと、夢から覚める思いでありました。
今回のタグストックのベータ版公開では、同じような思いをしたのでありますよ。

私は常々「シンプルイズベスト」と申し上げております。
しかしがら今回のタグストックのベータ版は、これとはまったく別物の、何もやっていない、ただのサボりだと思うのでありますよ。
シンプルイズベストとは、様々な選択肢を用意して、その選択肢をより深めながら組み込んで行き、そこから不要な部分を削除したり統合したりしていった結果、出来てこなければならないのであります。
1から100まで持っていって、そこから10まで絞り込むのであります。
1から2に持っていって、それで「シンプルイズベスト」ではないのでありますよ(笑)

これはね、タグストックの担当者だけでなく、アマナイメージズ社長にも考えてもらいたいのでありますが、そもそも検索窓のページはどうあるべきか、考えたことはありますか?
利用者からしたら、検索するキーワードが出てきた時点で、もはや解は出来ているようなものなのであります。
問題なのは、検索ワードが思いつくまで、なのであります。

だから検索窓のページには、検索ワードを思いつくような情報が必要なのでありますよ!

今が旬、もしくはこれから旬になるキーワードのヒントをどれだけ提供できるかが勝負なのであります。
例えばアマナイメージズのオススメ特集(http://amanaimages.com/Feature/016/ )や公式ブログ(http://aiexpress.amanaimages.com/blog/amanaimagesblog/ )も、そういう形で利用されているのであります。

検索ワードが思いついたら、後は事務作業なのであります。
思いつくまでの情報提供の優劣が、サイトの優劣になるのであります。
この観点で言えば、タグストックどころかアマナイメージズも、そのようなつくりが徹底されているとは言えませんよね!
もちろんアマナイメージズは、今やただの画像販売サイトではなく、グループ企業の営業広告を出す場にもなっております。
グループのポータルサイトとしての機能も必要でありますから、その両面から考えれば、今のトップページの形はまぁ合格点ではありますけれどね。

で、タグストックですけれども、これはプロ仕様のアマナイメージズとは違ってウェブ2.0仕様ですから、写真提供者側も楽しめるつくりでなければならないのであります。
この点でよく出来ているのは、同業ではピクスタやフォトリカよりフォトライブラリー。
サイトを比べてみれば、そういうことね!わかってもらえると思います。
写真提供者同士がコミュニケーションをとりやすい情報(売れ筋とか)を提供しているからでありますよ。
タグストックもツイッターとリンクさせているようでありますから、その手の概念がまったく欠如しているわけではないと思います。
出来たら各写真に付けられたつぶやきが一覧で見れる等の工夫も必要でありますよね。

と2つの要素を挙げてみました。
検索ワードを思いつく情報、それと写真提供者がコミュニケーションをとりたくなるようなツール。
例えばこの2つと検索窓を1つのページで組み合わせるにはどんな形がベストなのか。
サイト作りはこんな流れで作るものだと思うのでありますよ。

あと、支払い方法がクレジットカードのみというもの、いかがなものかと。
他のサイトは請求書とか、銀行振り込みとか色々選択肢がありますよ。
私もホンの少し見ただけですが、まだまだこのベータ版には不備があるように思います。
もう一度担当者の皆さんで再点検をお願いしたいものであります。


まぁ、これだけ利益の出る体質に一気に変えたわけであります。
業務フローを効率化する中で、仕事の完成度を高める意識がおろそかにならないわけはないのであります。
仕事を適当なレベルで片付ける気配は、絶対に社内に満ちております。
あるかもしれないではなく、むしろ絶対にある!のであります。
経営陣の皆さん!
今年1年は、そんな気を緩みを正すための施策も必要になってくると思いますよ。

繰り返し申し上げますが、御社の最大の競争力は、写真撮影で培った仕事へのこだわり「職人意識」であります。
業績もようやく回復の途についたのであります。
仕事に対する意識も、原点に帰りたいものでありますね!

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