2009年7月13日月曜日

☆☆☆ 株式投資への私の考察 ☆☆☆

いずれ皆、気づいてくると思ってます。
株式投資はやっておいたほうが良いとね。

企業はどんな経済情勢でも、利益を作ってくるようになると思いますよ。
今回のこちらの報道も、そんな一つの世の中の方向性を決定付ける出来事のように思います。

海外市場で攻め M&Aを拡大 キリン、サントリー統合交渉

2009/7/13

国内食品業界で“覇”を競うキリンホールディングスとサントリーホールディングスが、経営統合に向け交渉に入った背景には、国内での収益基盤を強化し、そこでかさ上げした収益を、海外市場でのM&A(企業の合併・買収)など“攻め”の投資に振り向け、成長を目指すという狙いがある。両社の統合交渉入りが、同業界他社の再編を促す公算も大きく、合従連衡の行方次第で、食品・飲料各社の“優勝劣敗”を鮮明にする可能性もある。

http://www.business-i.jp/news/flash-page/news/200907130057a.nwc

目的はどうやら利益率の改善にあるようであります。
国内での競合先を減らすことは、確かに利益率向上を引き起こすこととなるでしょう。
そして私が考えてしまうのは、この統合が完結したら、おそらくキリンサン(仮?)の国内での覇権は絶対的なものになるということであります。
いわば半永久的な企業になるということであります。
飲料という事業がこの世界からなくなることは考えられないことを考えると、この企業の株を持つということは、ほとんど永久的に利益を生み続ける事業を手に入れたようなものであります。
ある意味、国家に近いくらいの信用度を持つことになると思います。
株価の上下変動は、それはあるでしょう。
しかしながら、「永久利益」という概念が持つ魅力は、長期投資家を熱狂させることになると思います。

と同時に、こりはキリンとサントリーに限った話なのかどうかも、私は考えなければならないのであります。
今回の100年に一度と言われる経済危機で、一体どれだけの企業が破綻に追い込まれたのでしょうか。
こちらのニュースをご覧ください。

企業倒産が6年ぶりに8000件超…09年上半期 東京商工リサーチ

7月8日16時40分配信 レスポンス

東京商工リサーチが発表した2009年上半期の全国企業倒産状況によると、倒産件数は前年同月比8.2%増の8169件で、上期として6年ぶりに8000件を超えた。
倒産企業の負債総額は4兆6853億3600万円、同47.3%増と大幅に増加し、大型倒産が多かった。負債総額が4兆円を上回ったのは5年ぶり。
倒産の形態では破産が5122件と上半期として過去最多となった。原因としては販売不振が5483件と最も多い。
上場企業の倒産は前年同期と比べて12件増の18件発生した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090708-00000012-rps-ind

日本の株式会社の数は100万社程度と言われております。
そのうち破綻したのは、わずか1%未満であります。
また上場企業数は3900社程度ですので、こちらの破綻率はわずか0.5%未満であります。
そもそも企業がいかに強いかがわかるかと思います。
日本株を空売りしている人、そうでなくても現物株を相場の高値で売れば必ず安値で買い戻せると思っている人、必ずジ・エンドの時がやってくると思いますよ(笑)

企業というものは、利益を追求するための組織なのであります。
不景気だからと、いつまでも赤字業績を出すと思ったら大間違いですよ。
極端な話、例えば年間売上高800万円の農家でも、利益は出すことが出来るのであります。
売上が何億、何百億とある企業が、利益を出せないわけがないでしょう(笑)

ちなみに株主へ利益還元することは、株式会社の根源的な使命であります。
その利益をより大きくするために、より良い企業を作り上げていくのであります。
資本主義社会で生きるのですから、この順序を知ることは、今も昔も社会人になって覚えなければならない常識の一つなのであります。

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