2009年7月11日土曜日

中国経済への私の考察

物凄く単純化した形で考えてみたのであります。
戦後の日本の復興は次のようなものでなりたっておりました。

米国 消費 ← 輸出 日本
    投資 →

これに人口規模を加えると 米国2:日本1の割合であります。

そして現在の中国の発展を考えると、次のようになります。

日米 消費 ← 輸出 中国
    投資 →

ここで人口規模を考えてください。
日米3:中国10の割合であります。
これは需給の関係から明らかにいびつであります。
当然のごとく中国10が全て輸出する仕事に就業することは、消費を受け入れるキャパが日米には3しかないので、不可能であります。
実際問題、中国が成長するその過程で、世界的な規模で金融危機が発生し、中国の経済成長にも待ったがかかりました。
現在のところ、中国はようやく「1」程度のところまで成長をしていると思います。
現状ならば、日米3:中国:1の規模ですので、日米の内需産業があることも考えると、特に違和感を感じることの無い需給関係だと思われるのであります。
しかしここから先、中国が今までの輸出依存で成長を続けようとするとどうなるのか。

日米3 消費 ← 輸出 中国10
     投資 →

世界的なデフレの加速、及び中国内での過当競争が発生するのは必定と考えるのであります。
実際問題、それはすでに起きているのではないかと考えております。

そこでよく言われる、中国は内需経済を刺激すべきだという話になります。

日米中4 消費 ← 輸出・生産 中国 9
      投資 →

となれば、中国の残りの9の中から2程度は成長することが出来るのでないかと考えるのであります。
欧米や東南アジア、インドなどは一切考えないで今回の形は考えてみました。
まったく今後の世界経済の成長規模が見えないよりは、何となくではありますが、その概要が見えてくればと思いまして、足りない頭で考えてみました(笑)

ちなみに中国がこれからさらに2成長するとなると、その規模は3になります。
日米を足した現在の規模に匹敵するのであります。
一党独裁が可能かどうかは、考えれば分かることであります。
しかも内需経済を刺激すると言うことは、文化を商業化して発展させていくということであります。
文化とは他者との違いを楽しむ行為であります。
一党独裁で続けるということは、それは内需経済の発展を放棄する行為であります。
私は中国の行く末に、大きな関心を持っておりますよ。


「死者最大3000人」 ウイグル会議議長

7月11日7時56分配信 産経新聞

 【ワシントン=古森義久】中国の新疆ウイグル自治区での暴動について、「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長は10日、米連邦議会の構内で記者会見し、「中国当局はウイグル人の死者数を150余人と発表しているが、われわれが現地から得た情報では1千から3千人に達する」と言明した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090711-00000096-san-int

「一種の集団殺害」トルコ首相、ウイグル暴動で批判

7月11日19時28分配信 読売新聞

 【カイロ=加藤賢治】トルコのエルドアン首相は10日、多数の死傷者が出た中国新疆ウイグル自治区での暴動について、「一種のジェノサイド(集団殺害)だ」と述べ、中国政府を「事態を傍観している」と批判した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090711-00000734-yom-int

話は変わりますが、私の注目銘柄「2402 アマナHD」(http://amana.jp/ )のグループ会社、アマナイメージズにも、ウイグル暴騰の写真がUPされております。

http://amanaimages.com/editorial/index.aspx?SearchMode=7&FromDir=keyword&Page=Search&KeyWord=%83E%83C%83O%83%8b%96%5c%93%ae%81%81%92%86%8d%91&image_set=&title=%83E%83C%83O%83%8b%96%5c%93%ae

0 件のコメント:

コメントを投稿