2009年4月27日月曜日

私の注目銘柄「2402 アマナHD」への提言! ~ 「攻める」とはシナジーを捨てることだ!

よく企業経営でシナジーを発揮させろということが言われます。
私の注目銘柄「2402 アマナHD」(http://amana.jp/)においても、前期までは、このシナジーを効かせるというのが、最大の目標でありました。
これは、企業を守り抜くには最良の方法だと、私は思っております。
しかしながら、シナジーを効かせるのは守るときには絶大な効果を発揮出来ますが、攻めるときにはシナジーを意識しすぎて、それぞれの業務に魂が宿らない状態になることが多々あるのであります。
いつまでもシナジー、シナジーと訴え続けては、従業員は萎縮するばかりであります。
今期は新たな成長戦略をえがく一年ということであります。
私は新たな成長戦略をえがくために、あえてシナジーを捨てることも考える必要があるのではないかと、考えるのでありますよ。

私が見るに、アマナHDには、営業という「魂」が入っていない事業分野が、いくつかあるように思えるのであります。

スタジオ運営(http://amana.jp/#/service/facility)
フォトログ(http://fotologue.jp/)
撮影隊(http://www.satsueitai.com/index.html)
デザイングッズ(http://designgarden.jp/anyans/?afltid=518&bntype=2)

の4事業でございます。
はっきり言いましてこの4事業は、アマナHDの広告制作業務の営業とは、少々離れていると思うのであります。
営業部も実のところ、このグループ資産を営業しきれていないのではないですか?
撮影隊やデザイングッズに関しては、アマナイメージズも力を入れていると思いますが、では実際にアマナイメージズのサイト以外で営業活動はされているのでしょうか?
私は上記の4事業は、ベンチャー事業部として席を共にし、将来のグループ子会社昇格を目指して営業活動をさせるべきだと思います。
このベンチャー事業が社内の目立つ場所にあれば、社内も活気づきます!
上記以外にも、こういう切り口でみたら、これもグループ資産だよね、何てのは他にもあるような気もしますしね。

私はアマナHDの営業部は、メーカーにおける小売店のような存在だと考えるのであります。
私はアマナHDの撮影会社やビジュアル企画制作、アマナイメージズの写真家は、小売店のPBだと思うのであります。
各撮影会社やアマナイメージズの写真家が営業しなくても、すでにマーケットは存在していて、営業部が小売店のように商品を営業すれば売れる、そんな存在だと思うのであります。
しかしながら、アマナHDは本来メーカーの立場であると考えるのであります。
自ら商品を開発しマーケットに訴えていく、これがなくては、クリエイティブな社風を維持出来るわけがありません!

「アマナ」の社名の由来は、約2500年前の日本古代のことばで、エネルギーの概念を意味しています。森羅万象、全てのものが生まれるところ、創造の源、といった意味があり、当社グループのクリエイティブ・スピリットを表現しています、と書かれております。
そして今期は、アマナ創業30周年でもあります。
ぜひ創業の精神を再び創出し、その思いを実らせることにも、力を入れて欲しいと思うのでありますよ。
もちろん「スタジオ++」(http://amana.jp/#/service/CGI/studio_plu)のような、思い切った革新的な大規模投資も、常に探っていくべきだと思いますよ。
せっかくホールディングスにしたのですからね(笑)

0 件のコメント:

コメントを投稿