2009年4月30日木曜日

「悪材料を織り込む」とはどういうことか? ~ クライスラー破綻濃厚

昼過ぎにこちらのニュースが流れたわけであります。

<クライスラー>破綻濃厚 債務交渉が決裂 米報道

4月30日13時22分配信 毎日新聞

 【ワシントン斉藤信宏】米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は29日深夜、政府関係者の話として、米財務省と米自動車大手クライスラーの債権者団との間で続いていた債務削減に向けた交渉が決裂した、と報じた。報道によると、クライスラーは、30日にも日本の民事再生法にあたる連邦破産法11条の適用を申請する見通しという。米政府はクライスラーの再建を支える方針。米自動車業界の経営不振は大手3社(ビッグ3)の一角が経営破綻(はたん)する事態に発展する可能性が高くなった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090430-00000064-mai-bus_all

当然ながら、日経平均は下げ始めます。
私もはっと注意を始め、考え込むわけであります。
もしクライスラーが破綻したとしたら、私の株式投資のスタンス(断然買い)は変わるだろうかと。
私は変わらないね、と思い、昼寝に入ったわけであります(笑)
目が覚めてのっそりと株価を確認したら、日経平均は前場の勢いを取り戻し、高値引けとなっておりました。
ふーん、であります。
定期的に一定額、毎月買い注文を出す私であります。
下げてきても良かったのに、というのが本音であります。

「悪材料を織り込む」とはどういうことか?
これは取引参加者が悪材料が出たときに、ポジションをどう変化させるのかということを、前持った情報からすでに各自が取引スタンスを確定させてしまっていることを言うのだと思います。
少なくとも、今日マーケットを眺めていた方は、クライスラー破綻に関しては、大方スタンスを決めてしまったことでありましょう。
ずいぶん前からこの件に関しては騒がれており、破綻を覚悟している方も多かろうと思います。
私はクライスラー破綻の件は、マーケットは大方織り込んだと見ておりますよ(笑)

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