2009年4月3日金曜日

入社式訓示! ~ 桜満開宣言!

私の面前には一人も新入社員はおりませんが、妄言大好きな私の独り言を聞いてくださいませ(笑)

仕事が終わった後、ブラブラと近所の公園を散歩したときに、私は奇妙な感覚にとらわれたのであります。
金融危機がもし「嘘」だったら、私は今、どんな世界に住んでいて、何をしているのだろうかと。
「嘘」というのは、金融危機でなかったらという意味であります。
私は金融危機であろうとなかろうと、恐らく今の生活は変わっていないように思うのであります。
だとしたら、金融危機は、私にとってどんな影響を持っているのでありましょうか?
こんなことを考えたのには、理由があります。

私は注目銘柄「2402 アマナHD」(http://amana.jp/)を始めとしたいくつかの新興企業で、多額の含み損を抱えております。
しかしながら、私は上記の企業に対しては、元々長期投資を行うつもりでありましたので、たとえ含み益であっても、売るつもりは毛頭なかったのであります。
ですから、「含み損って、一体なんだろう?」と考えてしまうのであります。
私は持ち株を担保にするような愚かなことは致しませんし、企業のほうも、例えばアマナHDは業績も財務状況もずいぶんと悪化しましたが、しかしながらその多くは暖簾償却が原因であり、あくまで決算書上のことであるのであります。
新興企業の実態は、着々と成長しているのであります。

金融危機も、新興企業の含み損も、どこか似ているな、と思ったのでありますよ。

現実問題として、金融危機は、多くの人に多大な影響を与えております。
人の人生が景気の変動で左右されている現実は今まで幾度となく見てきましたが、今回のは、かつてのバブル崩壊に匹敵するものであります。
雇用が失われ、住居を無くし、家庭が崩壊し、自殺を選択する方も少なからずおられます。
私は衣食住に関しては、国家が国民に提供しても間違ってはいないと思うし、例えばわが国においては、国家にそれだけの力があることも知っております。
しかしながら、国家は今、そういうことを基本的にはしていない(生活保護除く)
ただ私は衣食住を無償で提供しないということも、一つの選択であるということを、多くの人に知っていただきたいのであります。
国家が衣食住を無償で提供しないことで、人間生活に欠かせない衣食住産業が競争にもまれ、海外との競争力を保持出来ているというメリットがあるのでございます。
これは将来への先行投資の一つでもあるのです!
多くの日本人は将来が不安と申しますが、日本ほど将来が輝かしい国は他にないと、私は考えておりますよ。

結果論で言えば、真面目に働けば金融危機の最中でも、健康であれば、最低限の衣食住を確保することは可能であります。
安アパートで食事を自炊、ブランド物の衣服を着ない生活を送れば、最も効率の悪い一人暮らしでも、月15万円以下で済むのであります。
医療に関しては体制が不十分だと思います(政府は国民皆保険を徹底させるべき!)が、文化的な生活を営むことは、中古市場や公共施設もずいぶんとありますから、健康であれば、最低時給でもそれなりの生活は出来る国であります。
今を必要以上に嘆く必要などどこにもない!と、私は声を大にして言いたいのであります。
そしてそういう現実から目をそらし、まるで虚構の世界で彷徨うように自らの人生を歩もうとしない者に、私は叱咤激励をしたいのであります!

金融危機に必要以上に嘆く者と、新興企業の実態を一向に評価しないマーケットは、どこか似ているなと思ったのでありますよ。

さて、わが国は資本主義社会であります。
カネがカネを呼ぶ社会といったら下品かも知れませんが、働けば働くほど豊かになる社会であります。
しかしながら、これにはコツがあります。
今は賃金の上昇を渋る流れが社会にありますから、働いて得たカネで、企業にきっちり投資をして企業の所有権を確保していかないと、働いた成果を十分に得られないのであります。
幸いなことに、マーケットはへタレで株価は低迷しております。
とりわけ新興企業の株価は低迷しております。
私はこのチャンスをみすみすと逃すつもりはないのであります(笑)

私の近所の公園では、桜が満開となりました。
景気変動などお構いナシに、桜は毎年綺麗な花を咲かせます。
新入社員への訓示であります。
桜の花をどう見るかは、その人のその時の心情によって変わってくるものであります。
今を嘆く者には、満開の桜からも、一片の花びらさえ見えないことでありましょう。
願わくば皆さんが、毎年少しずつでも、多くの花を感じ取れる投資人生を歩まれることを、私は期待したいのでありますよ。

個人投資家となられる、新入社員の方への訓示でありました(笑)

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