2009年4月19日日曜日

中国に進出すると、本当に人を安く雇えるの? ~ 王様の耳はロバの耳!

4月18日の日経新聞によると、中国に進出する日系企業の賃金は北米系の6割しか払っていないそうであります。
具体的には、北米系の平均月収は約13万4800円で、日系は10万3200円だそうであります。

ところで、わざわざ中国に行って人を雇う必要性はあるのでしょうか?
日本でもパートタイマーはこれに毛が生えた程度の賃金であります。
今の日本は正社員で雇うべき仕事を非正規雇用に置き換えているので、もし中国での人件費がこの通りだとしたら、労働力は中国の方が圧倒的に安いというのは、もはや幻想であると言わざるを得ません。
しかも日本では、仕事によってはウェブ2.0を駆使すれば、はるかに安いコストでサービスを提供できるのであります。
逆に言えば、中国の消費国家としての期待は高まるばかりでありますけどね(笑)

あと、このことから一つ感じたこと。
中国以上の労働力を持つ国はないということ、つまりグローバル経済を駆使して人件費を安く抑えようとしても、それには限度があるということ。
コスト高は避けられず、デフレ社会はいずれ終焉に向かうと思うのでありますよ。

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