2009年5月5日火曜日

これが世界第二の経済大国・日本の財力だ! ~ 私が日本の株価は安すぎると考えるわけ

皆さんは「農家」と聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか?
仕事が大変そうとか、食料自給率向上のために応援しないと!なんてことを考えてしまう人、多いと思います。
地方の農家に限って言えば、こういったマスコミからの情報は的を得たものであると、私は思います。
しかし都市部、特に関東の農家に関しては、私はこのイメージだけをもって「農家」と見るのは早計だと思います(笑)
「農家」て、言い換えると「大地主」なわけであります。
一軒の農家が保有する土地がどれくらいあるか、考えたことはありますか?
少ない農家でも1町は保有していることでしょう。
大きな農家ですと、私の実家の周りの農家も数町保有する農家が何軒もあります。
1町は10反であります。
1反は300坪でありますから、1町は3000坪であります。
これに皆さんの地域の地価をかけてみてください。
日本の農家が、日本最強の富裕層であることがわかると思います。
もちろん農家の持つ土地は、表向きはあくまで農地であります。
様々な規制もございます。
しかし実態は・・・(笑)
農地には税金上のメリットがあったり、先祖代々の土地を守る意識も残っておりますから、そうは現金化したりはしないのでありますが、そういうことはいくらでも可能なわけであります。
アパート経営とかハイリスクな素人起業なんかをしながら、農家は事業収入を得ようと努力しているわけです。
遊ぶ金がなくなると、土地を切り売りする方もたくさんいますしね。
どちらにしても、うらやましいですよね。
生まれながらにして、大富豪なのですから(笑)

ここで日本企業の時価総額を考えてみてください。
例えば私の注目銘柄「2402 アマナHD」(http://amana.jp/)の現在の時価総額は14億100万円であります。
関東にならどこにでもある、たった一軒の農家の財力で支配できるのであります。
これ、マザーズ市場の銘柄に限った話ではありません。
私が日本の株価は安すぎると言い続けるわけは、こういうところにあるのです。
地価に比べて企業の株価水準は安すぎると、私は感じているのであります。

ところで、では日本の地価が高すぎるのではないかと、考える方もいると思います。
私は以前この日記に、ある留学生のことを書いたことがあるかもしれません。
その留学生は中国では相当な富裕層であります。
でも中国には帰りたくないと言っておりました。
命の保障がないからであります。
自由と生命と財産を保障する、この日本に住みたいと考える外国人がどれだけいるかを考えれば、日本の地価は決して高くないと、私は考えるのであります。

0 件のコメント:

コメントを投稿