2009年5月27日水曜日

激闘!麻生総理 VS 鳩山民主党代表、党首討論! ~ 私の判定(笑)

麻生首相と鳩山代表が初の党首討論、政権交代巡り応酬

5月27日15時32分配信 読売新聞

 麻生首相と鳩山民主党代表による初めての党首討論が27日、国会で行われた。
 麻生首相は「政権交代は手段であって目的ではない」と民主党の姿勢を批判したのに対し、鳩山氏は「当然政権交代が目的ではない。スタートラインだ」と反論した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090527-00000652-yom-pol

何かこのニュース記事だけを見ると、とてもつまらなそうな討論だったと勘違いしてしまいそうでありますが、ご覧になった皆様、白熱しましたね!
私の判定を言いますと・・・

麻生総理に言わせると、答弁ではなく討論をさせてもらうということであります。
確かに討論も出来ないようなひ弱な人間及び政党に、政権担当の資格はないわけで、民主党及びその代表者たる鳩山氏が、討論に耐え得るだけの力を有しているのかどうかは、我々の最大の関心ごとの一つであります。
私は鳩山・民主党への攻撃は今後も必要なことであると考えますし、民主党は無駄な時間などと言わずに、今後はこれにきちんと応えるべきであると思います。

大体、対する麻生・自民党は政権担当をしているのであります。
討論の議題に問題が上がった時点で、麻生・自民党の敗北なのであります。
あなた方にはその問題に対して、解決するための権力を与えているでしょう?という話なのであります。
その点で、今回はインフルエンザ対策は話題にもならず、北朝鮮問題がほんの少々。
100年に一度と言われる経済危機に対しては、予算の使い方が無駄遣いなどという本題からずれた緊張感のない、木を見て森を見ない鳩山・民主党代表の発言は、明らかな敗北であったと私は考えます(笑)
現行の政権運営に関する問題では、官僚任せの上から目線による政策に対する疑問提示のみしか出来なかった今回の党首討論は、客観的に言って、8割麻生・自民党の勝利であったと言われても、仕方は無いはないと思います。
鳩山・民主党には、厳しい評価を下さなければならないのが、私の現実であります。

しかしながら、私は鳩山氏の発言の中にあった友愛国家というものが、ようやく見えてきたのも、また事実であります。
あえて私の推測も混ぜて鳩山氏の発言を補足しますと、非営利団体(ボランティア団体など)をもっと活用して、国家運営を出来ないかという話なのだろうと思います。
とても興味深い話でありました。
確かに公務員というものはコネがなくてはなれないのが現実であり、しかもデフレ・競争社会に関わらず、身分と給料が保証されるという、もはや国民とは乖離した存在であります。
一言で言うならば、我々の税金で贅沢な暮らしをするだけの支配者層になりつつあります。
これに対してボランティア団体などは、基本的に無報酬で人の役に立とうという、本来役人が持つべきである心構えを持つ人たちであります。
その数は実は相当な数があり、私はもしかするならば、国防や警察は比較することは出来ないのでそれを除けば、役人の数より多い分野も多数あるのではないかと考えております。
そういう方々で、もしくは今後多くの方が参加されることを前提とするならばそういう機会に、公務員に取って代わって国づくりを行っていこうというのは、確かに興味深い話なのであります。
ただし、ボランティア活動を行えるだけの余暇時間は正社員にはほとんどなく、実際は公務員の方や学生、主婦、定年退職された方が参加されております。
そうです。
現時点で無条件にボランティア活動を賞賛することは、実は暇な公務員を利する行為でもあるので、この点だけは注意して欲しいものであります。
しかし、カネだけもらってお役所仕事だけする役人よりは、暇な時間に自分の身体を使ってボランティア活動する方の方がずっと良いのは確かであります。
話がずれてしまいましたが、そういうわけで鳩山・民主党の唱える友愛国家というものも、なかなか興味深いものであります。
現日本政府、及び公務員だけが国家運営出来るのだという考えは、必ずしも正しくは無いということを、鳩山・民主党は言いたかったのだと思います。
なかなか面白い国家構想だとは思いませんか?
私もボランティア活動は昔ずいぶんやりましたけど、これ、かなりの勢力・影響力を有しております。
役人社会に代わる力は十分秘めていると思います。

対抗軸なくして、物事が更なる高みに向かうベクトルの発生はありません。
今回の鳩山氏の話は、野党として対抗軸を示したという点では、大いに評価できるものであります。
両者にとっては初めての党首討論であります。
今回、鳩山・民主党が対抗軸を提示したことで、ようやく国政がスタートラインに立ったものと、私は考えます。
討論自体は麻生自民党勝利、しかし大切なことは勝ち負けではなくて、この討論から日本の国づくりに有益なものが得られるかどうかだと思うのであります。

私は現在の国民生活の困窮は、一刻の猶予もないほど、切羽詰ったものであると考えております!
ですので断固、現日本政府の経済対策を支持、応援する者でもあります。
しかしながら、現状の国民の困窮を招いたのは、世界経済危機の影響だけではないということ。
この責任問題をはっきりさせ、その改善に全力を尽くすことも、また一つの政権課題なのであります。
現・日本政府には、現在権力が与えられております。
次の選挙までに、今回の討論で出た公務員天国の社会をどう変えるのか、国民はしっかり見ているのであります!

ということですので、党首討論全体の私の判定は、5対5の勝ち負けなし!
むしろ勝負は今日より始まった!というのが、私の判定でございます(笑)

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