2009年2月12日木曜日

経団連に騙されている可能性を疑わない、日本の負け組企業

御手洗会長の国会招致要求=重野社民幹事長

2月12日16時7分配信 時事通信

 社民党の重野安正幹事長は12日の記者会見で、キヤノン工場建設をめぐる脱税事件を受け、日本経団連会長の御手洗冨士夫同社会長について「経団連の会長がトップを務める企業でこういう不明朗なことが行われた責任は非常に大きい」と指摘、国会招致を求める考えを示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090212-00000085-jij-pol

私はね、御手洗会長を始めとした経団連が作り上げた今の企業風土で、一番問題だと思うのが、終身雇用制度をぶち壊したことだと思っております。
新卒入社しても、多くの企業が30歳を過ぎたら事実上リストラ対象となり、40歳まで残る人は、大手企業でも半分、中小企業に置いては1割未満という企業がたくさんあると思います。
こんなやり方で、企業の力は維持できると思いますか?

ここだけの話、勝ち組企業はそれほど従業員を粗末にしておりませんよ。
粗末にしているのは、負け組大手企業や中小企業ばかりであります。
中途解雇された中高年を安い賃金で拾い上げ、その人の営業基盤や技術をごっそり吸い上げてきたのが、今の経団連を支配する勝ち組企業であるということに、負け組企業はそろそろ気づくべきだと思います。
人を粗末にするから、技術や営業基盤の蓄積を失い、負けていくのであります。

一つの業界で10年やれば、その業界だったら大抵どんな仕事でも対応できるようになります。
一つの業界で20年やれば、その業界だったら新規ビジネスを立ち上げることが出来ます。
そんな従業員の力を引き出すことをせずに、彼らの仕事は給料の安い若い奴にやらせた方が得だと、中高年従業員を切り捨ててきた企業は、今回の世界景気後退の中で、静かにその生涯を終えることと思います。
「ビジネスの世界ですからね、騙された方が悪い」
そう、せせら笑っている勝ち組企業が目に浮かぶのであります(笑)

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