2009年2月10日火曜日

麻生内閣への提言! ~ 内需景気拡大を妨げる最大の原因を排除せよ!

海外の景気後退が、国内の景気減速に影響を与えているのは確かでありますが、それ以上に内需景気の拡大を遅らせているのが、今の会計基準であります。
はっきり言いまして、この会計基準は日本経済を健全化するどころか、企業をより短期志向にして、伸びる企業も伸びなくなる仕組みであると断言いたします。
あえて言いますと、企業業績を悪化させて儲けようとする悪人のための会計基準なのであります。
現在の会計基準を元に戻すことは、会計基準を緩くすることにはなりません!
健全な企業経営を行うためのものなのであります。


「もう持たない!」外食チェーン、ドミノ倒しの恐怖 (ゲンダイネット)

 昨秋以降の消費低迷で大打撃を受けている外食チェーン産業。そこに追い打ちをかけているのが、減損会計だ。会計基準が厳しくなり、悲鳴を上げる企業が続出しているのだ。

 外食関係者がこう言う。

「景気が低迷する現在、売り上げのダウンは仕方ない。でも、それ以上に頭を痛めているのは赤字店舗です。赤字が2年続く店舗については、開店のために投資した固定資産の減損処理が迫られる。そういう会計ルールになったのです。赤字店舗が多ければ、必然的にグループの業績が悪化し、通期の決算が赤字になる。ただでさえ外食不況なのに、会計上の処理で足を引っ張られているのです」

 実際、「ロイヤルホスト」を展開するファミレスのロイヤルHDが、12月期決算で5年ぶりの最終赤字に転落。関東で「うかい鳥山」など飲食事業を展開するうかい、ファミレスのフライングガーデンなどが通期予想を下方修正している。いずれも赤字店舗の減損処理が原因のひとつだ。


 外食産業の場合、ひとつの店舗で2、3年赤字が続くことは日常茶飯事。以前の会計基準では店舗は減損処理の対象外だった。

 ところが、06年に導入された減損会計の強制適用で、固定資産の収益性が低下し、投資額の回収が見込めなくなった場合、ただちに帳簿に反映させることを義務づけられたのである。

 06年当時は、ミニバブルだったこともあり、話題にならなかったが、最近は食の不安に未曽有の不況が重なり、問題が一気に表面化した形だ。

 いまさら文句を言っても改善されるものではないだけに、企業は手の打ちようもなく天を仰いでいる。

 外食チェーンの中でも減損会計の影響を最も受けやすいのは、どういうところか。証券幹部がこう言う。

「店舗に大きな資金を投じたところは、減損処理の負担が大きいので不利です。郊外型店舗が中心だったり、客単価が1500円前後と比較的高い店は客離れが目立つ。こういうところはピンチでしょう。逆に、店舗が賃貸で、改装費用くらいで済ませている日本マクドナルド、ワンコインで食べられるため、デフレに強い吉野家HDなどは影響を受けにくいはずです」

 3月決算は目前。生き残れるかどうか、外食チェーンは戦々恐々だ。


【08年度決算(通期)で業績を下方修正している主な外食チェーン】

◇企業名/業態、店名など/最終損益(百万円)/株価(円)

◆グローバルダイニング/レストラン「権八」、「モンスーンカフェ」/▲19/170

◆ペッパーフードサービス/レストラン「ペッパーランチ」/▲382/42000

◆スターバックス コーヒー/スターバックス/2500/37800

◆焼肉屋さかい/焼肉屋さかい(東海)/924/125

◆木曽路/しゃぶしゃぶ「木曽路」、居酒屋「素材屋」/230/1736

◆壱番屋/カレーハウス「CoCo壱番屋」/1670/1953

◆サトレストランシステムズ/ファミレス「和食さと」(関西)/▲100/584

◆ロイヤルHD/ファミレス「ロイヤルホスト」/▲5000/909

◆リンガーハット/長崎ちゃんぽん「リンガーハット」/▲1500/1080

◆テンアライド/居酒屋「天狗」/26/292

◆フレンドリー/ファミレス「フレンドリー」(近畿)/▲180/369

◆ワンダーテーブル/東京ベリーニカフェ(関東)/90/90

◆元気寿司/回転すし「元気寿司」(関東)/580/1215

◆グルメ杵屋/うどん「杵屋」/102/659

◆銀座ルノアール/喫茶室ルノアール(関東)/121/400

◆吉野家HD/牛丼「吉野家」/50/104300

◆サガミチェーン/めん処サガミ(名古屋)/▲100/886

◆ジョイフル/レストラン「ジョイフル」(九州)/▲190/570

◆ココスジャパン/ファミレス「ココス」(首都圏)/350/2030

◆大戸屋/定食専門店「大戸屋ごはん処」(首都圏)/30/983

◆大和フーヅ/手打ちうどん「九兵衛屋」(関東)/37/775

◆ジー・テイスト/回転すし「平禄寿司」(関東)/481/97

◆テンコーポレーション/天丼「てんや」/▲290/337000/

◆あみやき亭/焼き肉「あみやき亭」(東海)/630/123200

◆ジェイプロジェクト/焼酎ダイニング「芋蔵」(名古屋)/10/50000

◆WDI/イタリア料理「カプリチョーザ」/▲147/198

◆ダイヤモンドダイニング/「VAMPIRE CAFE」など1業種1店舗が原則/264/229000

◆銚子丸/回転すし「銚子丸」(千葉)/220/30150

◆ドトール・日レスHD/ドトールコーヒーショップ/5617/1378

◆ブロンコビリー/ステーキハウス「ブロンコビリー」(東海)/528/1160

◆東和フードサービス/スパゲッティ食堂ドナ(関東)/220/1775

◆グローバルアクト/ちゃんこ江戸沢(関東)/3/191

◆ジー・ネットワークス/おむらいす亭(山口)/8/137

◆マルシェ/炭火焼き「八剣伝」(関西)/290/646

◆サイゼリヤ/低価格イタリアン「サイゼリヤ」/▲5800/1208

◆コロワイド/居酒屋「甘太郎」「北海道」/204/534

◆フライングガーデン/ファミレス「フライングガーデン」(関東)/▲212/399

◆うかい/銀座うかい亭、うかい鳥山(関東)/70/1830

*株価は21日終値

(日刊ゲンダイ2009年1月22日掲載)

[ 2009年1月25日10時00分 ]

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/n_restaurant__20090210_2/story/25gendainet02039942/

企業も始めは固定資産税を減らすために、現在の会計基準に賛同したのだと思うのです。
しかし、PBRの偽りの低下や帳簿上の業績悪化が逆資産効果を生んで、景気後退を招き、ホンモノの業績悪化に陥り始めているが現状だと思います。
自業自得と言えば、自業自得でありますが、内需拡大は絶対使命な現在、この会計基準は見直す必要があると思います。

ちなみにですけどね。
いくら悪人が企業の業績悪化を仕組んだとしても、庶民の多くは株を手放したりはしないと思います。
日本国民は悪人に騙されるような、馬鹿ではないと思いますよ。
多くの企業は優待もありますし、多分皆さん長期すると思います(笑)

例えば、外食業ではありませんが、私の注目銘柄「2402 アマナHD」(http://amana.jp/ )は暖簾償却等により、株価は最高値の1/30以下、公募価格の約1/10となってしまいましたが、個人投資家の比率はほとんど減ってはいないのであります。
つまり売り崩した連中は買い戻せていないのでありますよ(笑)

決算期                個人  法人  外国 金融  証券  政府
第38期 平成19年12月31日末  53.8  32.0   7.2   6.2   0.9   0.0
第37期 平成18年12月31日末  44.9  32.4  11.4  10.0   1.3   0.0
第36期 平成17年12月31日末  41.9  31.9   4.8  21.1   0.3   0.0
第35期 平成16年12月31日末  60.9  28.7   2.5   7.8   0.4   0.0

最新のは、来月出てくる予定ですね。
たぶんもっと個人は増えていると思います(笑)

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